ヒューマンビートボックスの長い歴史を振り返っても深く根付いている基本の3音を紹介!
まず始めに、基本の3音の中でビートの基盤を作る役目をもつ
キックドラム(Kick-Drum)
のやり方を3つのステップに分けて解説していく。
バスドラムとも呼ばれるがドラムセットを模倣した音だと考えればキックドラムと呼ぶのがふさわしいだろう。
ステップ1
「ぶ」と言ってみる。
このとき、発声すると同時に口から出る空気により、上下の唇が小さく振動し破裂音が鳴る。
ステップ2
破裂音を意識しながら声を抜いて「ぶ」と言ってみる。
ステップ3
上下の唇に力を入れて口を閉じ、ステップ2と同じように声を抜いて「ぶ」と言ってみる。
このとき口の中の前部分に空気を溜め、溜めた空気を押し出すように出すと大きく唇が振動し破裂音が大きくなり、メリハリのある音になる。
ハイハット(Hi-hat)
シンバルをスティックで叩いて出す音である。
ビートにグルーブ(波、うねりなど)や軸を作るかなり重要な役目になる音である。
ステップ1
前歯を合わせるように歯を閉じる。
ステップ2
合わせて閉じた前歯の裏側に舌の先を当てる。
ステップ3
声を出さずに「つ」と言ってみる。
ワンポイントアドバイス
スネア(Snare)
出している音はスネアで間違いないが、業界用語ではPスネアと呼ばれている。
ドラムセットでいう右に上向きで置いてある太鼓をスティックで叩いた音になる。
ビートのリズムを安定させる重要な役目になるため、ビートを組み立てる上で必要不可欠な音である。
ステップ1
ステップ2
ステップ3
ステップ2の状態のまま「プス」
ワンポイントアドバイス
キックドラムと同様に、口の中の手前のほうで空気を溜めて音を出すとよりメリハリのある音になる。
ビートボックスの基本といわれている3つの音の解説についてはここまでである。
では実際にビート作ってを練習してみよう。
ビートボックスを始め、練習していく上で誰もが最初にやるビートがある。
8ビートと言われるものである。
8ビート(エイトビート)とは、ドラム・ビートの態様の1つで、4分の4拍子で8分音符を基本単位としたビート。 2拍目と4拍目にアクセントをおくバックビートのスタイルを持ち、ロックをはじめ、多くの現代ポピュラー音楽で使われているスタイル。
キックドラム→ハイハット→スネア→ハイハットの順で打ってみよう。
まとめ
3つの基礎音のうち、一番習得するのに時間がかかる音はおそらくスネアだろう。
どの音にも共通する点は空気を前に出しているということであり、そして息の量で音量が変わってくるという点だ。
回数を重ねるうちに音は綺麗になっていくので日々の反復練習は必要不可欠だ。
楽器も必要なく自分自身の口のみで演奏できるため、初期不要も一切不要である。
カラオケや宴会など、マイクを使用する際の一芸にも使えるので、ぜひ練習してほしいパフォーマンスだ。
コメント